●潰瘍のある患者さんはその90%にピロリ菌がみられます。
●最近はピロリ菌による胃潰瘍に代わり、薬剤性の消化性潰瘍(十二指腸潰瘍も含む)が増加しています。
●胃潰瘍を放置すると、潰瘍から大出血を起こし、病院へ運ばれることもあります。
●ある程度治療が進み、出血等の危険がなくなれば、除菌治療を行います。
●潰瘍が治って治療を中止すると、1年以内に60%が再発しますが、ピロリ菌の除菌に成功すると、再発率は10%ぐらいに低下します。
●一度でも潰瘍になったことのある人は、痛み止めや抗血小板薬を使用するときには胃の中を見ておいたほうが良いです。
●できればPPIと呼ばれる薬をそれらの薬と一緒に服用しておくのが無難です。