●主に胃酸の食道への逆流が原因となります。
●逆流性食道炎はその大部分が食道胃接合部に生じます。
●病変は時に食道の真ん中あたりにも見られ、食道がんとの鑑別が大事になります。
●胃の全摘や亜全摘による逆流性食道炎の場合、難治性となることが多いです。
●傷の有無に関わらず症状があれば、胃酸の濃度をしっかり下げることが一番の治療になります。
●水を飲むと症状が良くなることもあります。
●生活療法としては、腹圧をかけないようにする(衣服による締め付け、庭の草取り、重い物を持ち上げる等を避ける)、便秘を予防する、食べ過ぎ・高脂肪食・アルコール・カフェインを控える、早食いをしない、右側臥位より左側臥位で寝る、などの方法があります。
●症状を誘発しやすい食品とし、
1.高脂肪食品
2.高浸透圧食品
3.酸性食品
4.野菜・果物
5.香辛料
などがあります。